XMで口座開設する時にマイクロとスタンダードがあるけどさ、いつも「どっちにしよう…」って迷うんだよね。でもたぶん迷うのは違いがよくわかってないからだと思う
俺は今はスタンダードだな!前はマイクロ使ってたこともあったけど、マイクロで少額取引しても身にならないと思うんだよね。負けたところで痛くもかゆくもないから。そんなトレードに意味なんてないと思ってる
マイクロ口座は手法の検証用、初心者の練習用としては利用価値があると思うよ。ただ、FXは負けてからがスタートだ。負けて悔しい思いをして、必死になって自分に合った手法を探し当て、マイルールに徹することでようやく勝てるようになってくる
XM(エックスエム)にはマイクロ口座とスタンダード口座という、よく似たタイプの口座が用意されています。ザックリとした違いは少額取引ができるか、そうでないか、です。
しかし、ほかにも取引プラットフォーム上の表記が違っていたり、マイクロ口座でも少額取引ができない商品が存在したりします。また、それぞれで有効な使い道も異なります。
そこで今回は、マイクロ口座とスタンダード口座の違いを徹底比較したあとに、それぞれどんな活用法があるかを解説していきたいと思います。どちらの口座を使うかで悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
マイクロとスタンダードの違いを比較
まずは下の表で、それぞれにどんな違いがあるかを確認してみましょう。
マイクロ | スタンダード | |
---|---|---|
ロットの数量 | 1,000通貨/ロット | 100,000通貨/ロット |
レバレッジ | 最大1000倍 | 最大1000倍 |
最大保有可能ポジション数 | 200 | 200 |
最小取引サイズ | 0.01ロット(MT4) 0.1ロット(MT5) | 0.01ロット |
最大取引サイズ | 100ロット(100,000通貨) | 50ロット(5,000,000通貨) |
取引手数料 | なし | なし |
追証の有無 | なし | なし |
口座開設ボーナス | あり | あり |
入金ボーナス | あり | あり |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル |
表記の違い(例) | USDJPYmicro | USDJPY |
ほとんどの性質に違いはありませんが、扱える取引数量などが異なります。続いて、異なるポイントに絞り、詳しく違いを見ていきましょう。
ロットの数量
マイクロとスタンダードで大きく違うのはロットの数量です。
マイクロ | スタンダード | |
---|---|---|
0.01ロット | 10通貨 | 1,000通貨 |
0.1ロット | 100通貨 | 10,000通貨 |
1ロット | 1,000通貨 | 100,000通貨 |
10ロット | 10,000通貨 | 1,000,000通貨 |
50ロット | 50,000通貨 | 5,000,000通貨 |
100ロット | 100,000通貨 | ― |
どちらも、1,000~100,000通貨まで取引できるのは同じ。
しかしマイクロ口座は10~990通貨の少額取引にも対応しています。海外FX業者でここまで少額取引ができるのはXMだけなので、少ない金額からFXに挑戦したい人におすすめの口座です。
対して、スタンダード口座は1回の取引につき101,000通貨以上の取引数量も扱えて、最大は5,000,000通貨(50ロット)です。こちらは一般的な口座で、ほかの海外FX業者も主要な口座は1ロット=100,000通貨となっています。今後別のFX業者に乗り換えることになっても、戸惑うことはありません。
最低取引数量が異なるので、当然、最低必要証拠金も異なります。
ドル円 | マイクロ | スタンダード |
---|---|---|
0.01ロット | 1.13円 | 113円 |
100pipsの損益 | 10円 | 1,000円 |
※1ドル=100円と仮定
マイクロ口座の0.01ロットは10通貨なので、ドル円を取引するにしても1.13円あれば足りることになります。また、100pips(1円)動いても損益は10円にしかなりません。
XMには計算機ツールがあり、これを使えば「どの口座タイプで、何ロット取引すれば、1pipsあたりの損益がいくらか」というのを瞬時に出すことができます。
上の画像の場合は、マイクロ口座で0.01ロットを取引すると1pipsあたり0.1円の損益であることがわかります。
取引プラットフォーム上の表記の違い
XMは口座タイプによって、取引プラットフォーム上の通貨ペアの表記が異なります。これを知らないと「マイクロ口座で取引できない…」といった勘違いを引き起こしてしまいます。
ドル円を取引したい場合、スタンダード口座は「USDJPY」と普通ですが、マイクロ口座では「USDJPYmicro」と表記されたものを使わなければ注文をすることができないのです。
マイクロ口座専用のチャートを出すのは簡単です。
気配値表示の上で右クリック→「すべて表示」をクリックします。
あとは、「新規チャートの作成」から「Forex 〇 Mic」と表記されているものを見つけ、取引したい通貨ペアを選べばOKです。
初めてマイクロ口座で取引しようとした時、なぜか注文画面が全然反応しなくて焦ったことあるわw。口座開設がうまくいってないと思ったけど、micro専用のチャートがあることを知って解決♪
マイクロ口座で小さい数量が扱えるのはFXと貴金属(金銀)だけ
マイクロ口座を使えば、すべての商品を少額で扱えると思っている人もいるかもしれませんが、実は小さい数量を扱えるのはFXと貴金属(金銀)だけです。
チャートを探してみても、microに対応しているのはFXと貴金属(金銀)だけです。また、ホームページの取引商品を見てみても、マイクロ口座の項目が用意されているのは、やはりFXと貴金属(金銀)だけでした。
ほかのコモディティ(商品)、株式指数、エネルギーは、チャートの表記がmicroでなくてもマイクロ口座で取引できます。しかし、数量はスタンダードと同じになってしまうので資金管理に注意しましょう。
マイクロ口座のオススメ活用法
ロイヤルティ・ステータスの最短UP&維持
XMにはロイヤルティ・ステータス制度があります。
取引日数 | XMP/ロット | ボーナス換算 | |
---|---|---|---|
エグゼクティブ | 0日~ | 10XMP | 3.33ドル |
ゴールド | 30日~ | 13XMP | 4.33ドル |
ダイヤモンド | 60日~ | 16XMP | 5.33ドル |
エリート | 100日~ | 20XMP | 6.66ドル |
一番上のエリートステータスに上がるためには、取引を100日分行わなければなりません。しかし、これは毎日新規注文で取引しなければならないわけではなく、ポジションを持っているだけでも取引しているとみなされます。
そこでマイクロ口座の出番です。口座に1,000円でも入れておいて、0.01ロットのポジションをステータスがエリートに到達するまで持ち続けます。
ユーロドルで0.01ロットのショートポジションを持ったとして、仮に2008年の高値を突破しても損益は-500円程度にしかなりません。
また、ロイヤルティ・ステータスを維持する目的でもマイクロ口座は役に立ちます。なぜなら、ステータスがリセットされるのを低リスクで防ぐことができるからです。
ステータスのリセット条件 | |
---|---|
ゴールド | 30日間取引がないとエグゼクティブに戻る |
ダイヤモンド | 60日間取引がないとエグゼクティブに戻る |
エリート | 100日間取引がないとエグゼクティブに戻る |
リセットのタイミングで貯めていたXMPの有効期限も切れ、0になります。なので、ステータスを維持するためにもマイクロ口座は非常に役立ちます。
ステータスは口座毎ではなくアカウント毎に適用されるものだから、この方法が有効なんだ
リスクを抑えてトレード手法の練習&EA検証
マイクロ口座は少額取引ができることに意味があります。マイクロ口座の0.01ロットなら損失を出してもたかが知れているので、気兼ねなくトレードの練習ができます。
そのため、手法の練習や、EA(自動売買ソフト)の検証をしたい人は低リスクで行えます。また、値動きの激しいゴールドの取引に挑戦したいという場合でも、0.01ロットからお試しでトレードを始められます。
FX初心者の方とっても、損失リスクを抑えてトレードを始められるのは大きなメリットです。0.01ロットから始めて、慣れてきたら0.05ロット、0.1ロット、0.5ロットと増やしていくような使い方もできます。
初心者にはかなりいい口座だ。なんせ初心者は必ず負けるからな。わざわざスタンダード口座を使ってデカい損失を出す必要もなかろう。マイクロ口座で勝てなければ、スタンダード口座でも勝てんよ
残高の一時保管
スタンダード口座を使っていて、しばらくトレードを休みたいこともあると思います。しかし、XMは取引行為をせず90日が経過した口座を休眠口座とし、残高から毎月5ドルの口座維持手数料を差し引いていきます。また、休眠口座になった時点でその口座のボーナスは消滅してしまいます。
全額を出金するのが最も安全な方法ですが、出金手数料を支払うが嫌だったり、またいつかXMで取引を再開するだろうと考えている人もいるでしょう。出金額の割合に応じてボーナスが消滅することも気になります。
XMはボーナスを使ってこそのFX業者ですから、ボーナスをみすみす失ってしまうのはもったいないです。そこで、しばらくトレードを休みたいと思ったら、マイクロ口座に資金を移し、0.01ロットのポジションを持ち続ける選択肢もあります。
例えば、スタンダード口座からマイクロ口座に資金を移すことで、ボーナスも同時に移動させることができます。さらに0.01ロットのポジションを保有し続けることで、ロイヤルティ・ステータスのリセットを低リスクで防げます。マイクロ口座は資金の一時保管用としての役割も発揮するのです。
スタンダード口座のオススメ活用法
スタンダード口座はマイクロ口座特有の使い方以外でトレードしたい人全員に向いています。
マイクロ口座に比べるとスタンダード口座はある程度リスクが高まるように感じますが、スタンダード口座の0.01ロットは1,000通貨です。1円動いても1,000円程度の損益にしかなりません。
また、利益を追求していくためには、それ相応のリスクを背負う必要があります。実際に損失を出すことで学ぶことが多いのも事実です。もし手法が固まってきたと感じたらスタンダード口座に挑戦してみましょう。
XMにはボーナスやXMPといった魅力的なサービスがあるが、消滅条件がある。でもマイクロ口座があるお陰で消滅を回避することができるんだ
マイクロ口座って少額取引ができるおもちゃみたいな口座かと思ってたけど、結構いい使い道があるんだね。たしかに初心者にはありがたい口座だと思うよ
ロイヤルティ・ステータスを上げるのってめっちゃ大変かと思ってたけど、マイクロ口座使えばいいんか!めちゃくそ簡単やんけー!