もうXMのボーナスを使い切っちゃって、いっそのことスプレッドが狭いほかの海外FX業者に乗り換えようかな~って思ってるんだよね。AXIORYが気になってるんだけどどうなの?
AXIORYならいいんじゃない?ECN口座は取引手数料も安いらしいじゃん。手数料も積み重なると大きな差になるから大事だよな!
うむ、AXIORYのECN口座はスプレッドが狭いし、取引手数料も安い。コストを下げたいなら利用を検討してみるといいぞ
AXIORY(アキシオリー)はスプレッドが狭いことで有名です。また、ECN口座については取引手数料が安く、ほかの海外FX業者よりも有利にトレードをすることができます。
しかし、実際にはどの程度AXIORYが優れているのでしょうか?
今回は「ECN口座とは何か?」から、AXIORYのECN口座『ナノスプレッド口座』のスプレッドと取引手数料までを紹介していきたいと思います。具体的にほかの海外FX業者と比較していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ECN口座とは?
ECNとは、取引の度に海外FX業者が取引手数料を課す注文方式です。
ECN方式でトレードすると、電子取引ネットワーク上で取引が成立します。スプレッドが狭いのが特徴です。また、スリッページ(注文レートと実際の約定レートが異なる)、リクオート(取引拒否からの再提示)などがなく、約定スピードが早いので透明性が非常に高いです。
その代わりに取引手数料が発生し、これが海外FX業者の主な利益となります。ECN口座については最低入金額を高く設定しているFX業者もあります。
AXIORYのナノスプレッド口座を他社と比較
AXIORYでは2つの口座が用意されています。
それではナノスプレッド口座と、ほかの海外FX業者のECN口座を比較していきましょう。
スプレッドについて
ECN口座は基本的にスプレッドが狭いのが特徴ですが、中でもAXIORYのスプレッドは他社よりも狭い傾向にあります。
通貨ペア | AXIORY | Tradeview | XM | HFM | Titan FX |
---|---|---|---|---|---|
EURUSD | 0.1pips | 0pips | 0.1pips | 0.3pips | 0.2pips |
USDJPY | 0.3pips | 0.1pips | 0.1pips | 0.3pips | 0.33pips |
EURJPY | 0.3pips | 0.1pips | 0.4pips | 0.5pips | 0.74pips |
GBPUSD | 0.5pips | 0.2pips | 0.3pips | 0.5pips | 0.57pips |
GBPJPY | 0.7pips | 0.9pips | 1.2pips | 1pips | 1.45pips |
EURGBP | 0.5pips | 0.4pips | 0.3pips | 0.7pips | 0.53pips |
AUDJPY | 0.5pips | 0.4pips | 1.2pips | 0.7pips | 1.12pips |
NZDJPY | 0.7pips | 0.7pips | 2pips | 0.9pips | 1.62pips |
GBPNZD | 1.4pips | 1.3pips | 3pips | 1.8pips | 4.81pips |
Tradeviewの狭さが目立ちますが、それに次いでAXIORYも優秀です。
ただ、ECN口座はスプレッドとは別に取引手数料も発生します。次は各海外FX業者の取引手数料がいくらなのかを比較していきます。
取引手数料について
AXIORYのナノスプレッド口座の場合、1ロット取引あたり注文時に3ドル、決済時に3ドル、合計6ドルの取引手数料が発生します。
海外FX業者によって取引手数料は異なるので、下の表で確認してみましょう。
取引手数料 | AXIORY | Tradeview | XM | HFM | Titan FX |
---|---|---|---|---|---|
注文時 | 3ドル/ロット | 2.5ドル/ロット | 5ドル/ロット | 3~4ドル/ロット | 3.5ドル/ロット |
決済時 | 3ドル/ロット | 2.5ドル/ロット | 5ドル/ロット | 3~4ドル/ロット | 3.5ドル/ロット |
合計(往復) | 6ドル/ロット | 5ドル/ロット | 10ドル/ロット | 6~8ドル/ロット | 7ドル/ロット |
Tradeviewが非常に安く、AXIORYとHFMはその次に安いです。ただしHFMはマイナーな通貨ペアになると手数料が往復8ドル/ロットに上がってしまいます。
さて、各社のECN口座を比較する時は、スプレッドと取引手数料の2つを合計して考えなければなりません。そのため、取引手数料をpipsに換算します。以下、AXIORYを例に説明していきます。
各海外FX業者の取引手数料をpips換算したものが↓の表です。
取引手数料pips換算 | AXIORY | Tradeview | XM | HFM | Titan FX |
---|---|---|---|---|---|
注文時 | 0.3pips | 0.25pips | 0.5pips | 0.3~0.4pips | 0.35pips |
決済時 | 0.3pips | 0.25pips | 0.5pips | 0.3~0.4pips | 0.35pips |
合計(往復) | 0.6pips | 0.5pips | 1pips | 0.6~0.8pips | 0.7pips |
この取引手数料をpips換算したものと、スプレッドを合計した表は↓になります。
通貨ペア | AXIORY | Tradeview | XM | HFM | Titan FX |
---|---|---|---|---|---|
EURUSD | 0.7pips | 0.5pips | 1.1pips | 0.9pips | 0.9pips |
USDJPY | 0.9pips | 0.6pips | 1.1pips | 0.9pips | 1.03pips |
EURJPY | 0.9pips | 0.6pips | 1.2pips | 1.1pips | 1.44pips |
GBPUSD | 1.1pips | 0.7pips | 1.3pips | 1.1pips | 1.27pips |
GBPJPY | 1.3pips | 1.4pips | 1.9pips | 1.6pips | 2.15pips |
EURGBP | 1.1pips | 0.9pips | 1.4pips | 1.5pips | 1.23pips |
AUDJPY | 1.1pips | 0.9pips | 2.2pips | 1.5pips | 1.82pips |
NZDJPY | 1.3pips | 1.2pips | 3pips | 1.7pips | 2.32pips |
GBPNZD | 2pips | 1.8pips | 4pips | 2.6pips | 5.51pips |
やはりTradeviewが一番安く、次いでAXIORYという結果です。
では、最もコストを低くしてFXしたい場合はTradeviewを選べばいいのかというと、これは人によります。
Tradeviewは海外FXの利用に慣れた中級者向け
Tradeviewは設立が2004年なので運営暦は長いです。また、金融ライセンスも信頼できるCIMA(ケイマン諸島金融庁)を取得していて安心感があります。日本語サポートデスクも用意されているので英語が苦手な人でも問題ありません。
一方で、ECN口座(Tradeviewでは『ILC口座』という名称)の最低入金額は1,000ドル(日本円口座なら10万円)以上となっています。そしてILC口座のMT4・MT5は最小ロットが0.1ロットです。このような条件からすると、少額からトレードを始めたい人には不向きな面もあります。
ほかにも、証拠金維持率が100%で強制ロスカットだったり、作ったばかりの口座のレバレッジは100倍 or 200倍(プラとフォームタイプによって異なる)で、引き上げるには申請が必要だったりします。
Tradeviewはどちらかというと、資金に余裕があり、資金管理がしっかりできる中級者トレーダー向けと言えるでしょう。
気軽に始められるAXIORY
AXIORYはTradeviewと違い、気軽に始められるのが特徴です。
また、2007年設立なので運営暦はそれなりにあり、信託保全もあるので比較的安心です。
金融ライセンスはベリーズ(IFSC)なのでマイナーですが、基本的に日本人が利用できる海外FX業者はほとんどがマイナーなライセンスなので仕方ありません。
※有名な金融ラインセス下ではそもそも日本人は利用不可になっていることが多い
使い勝手に関しては特に大きなデメリットはないので、少額から始めたい初心者トレーダーから、大きなロットをコストを下げて取引したい中~上級者トレーダーまで利用しやすい海外FX業者でしょう。
使いやすい海外FX業者で、なおかつ、狭いスプレッド&安い取引手数料のところを選びたいならAXIORYが無難だろう。「気になるけど使うのが不安」って人はデモ口座から始めてみるのもアリだな
Tradeviewの「最低入金額10万円」なのがちょっとな~。最初はAXIORYを使って、そのうちレベルアップしてきたらTradeviewに移ろうかな
AXIORY1,000ロットまで保有できるのヤバイなw。にわかには信じがたいw