どうして、わざわざ損失を確定する「損切り」をするの?
損切りのメリットが未だに理解できなーい!
いや、損切りにはメリットしかねーよ
FXでわざわざ損切りするメリット
最小限の損失で資金を守ることができる
FXの基本は流れに逆らわないこと。
「流れに逆らわない」というのは、順張り(トレンドフォロー)のことだ
円高が進んでいるなら、円を買うポジションを持っていたほうがいい(USDJPYなら売り)。これは移動平均線を見れば分かることだ。↓はUSDJPYの日足チャート。
移動平均線はデッドクロスしており、下方向を向いている。ダウ理論的にもトレンド転換したのが分かる。
この状況下でUSDJPYを買うのは短期トレーダーかアホだけだ
もしドル円が下がっているのに、買いポジションを持っているのなら、それは損切りしたほうがいい。なぜなら、これからどこまで下がるか分からないし、大きく下落した場合は今度いつトレンド転換して上昇してくるか分からないからだ。
今のうちに損切りすれば損失を最小限に抑え、資金を守ることができる。さらに、流れに沿ったポジション(この場合、売りポジション)でトレードを始めることができるのだ。
これがどれほど幸せなことか、強制ロスカットで退場を経験をしたことのあるトレーダーなら理解できるはずだ
自分の相場感が間違ったことに気付ける
損切りがうまいトレーダーは、いつも意味のある場所に損切りラインを置いている。だから、損切りした時に「自分の相場の見立てが間違っていた」と気付くことにつながるんだ。
例えばユーロ円↓。オレがショート(売り)した時は下降トレンドだった。ダウ理論的にも下落を確認していたから、自信はあった。
しかし、その後大きな上昇を見せてきたので、直近高値付近で損切り。
でもこれでいいんだ
もし今後も下降トレンドが続いていくなら、直近高値まで上がってくることはない。しかし、今回は上がってきてしまった。ということは、相場が下げ止まる雰囲気を出してきていることが分かる。
今後また下がり始める可能性もあるが、すんなりと下がらないところを見ると、これからレンジや上昇トレンドに転じる可能性も否定できない。このような不安定な相場になってしまったからには、もう自分のルール的にトレードすることはできない。
実際チャートはその後上がってきていて、移動平均線も上向きに変わってきてしまっているよな
損切りして良かった。「下がるはずだ!」などと根拠のない信念でポジションを持ち続けていたら、含み損はどんどん広がり、冷静なトレードはできなくなっていただろう。
損切りは、自分の相場感の間違いに気付くキッカケになる。損切りは、相場感が急変した時に最小限の損失で助かるための最善策だ。
無駄なトレードが減る
- ルールに反したトレード
- 相場の方向に逆らったポジションを持つトレード
これに尽きる。FXは、相場の方向性を掴み、それに沿ったトレードをするのが、最もリスクが少ない。だから相場の方向に逆らったトレードほど無駄なものはない。
相場と逆の向きのトレードは無駄であり、リスクがデカすぎる
勝ち続けられるトレーダーは、いつも意味のある場所に損切りを設定している。だから、損切りしたということは、相場の流れに変化が出てきたということだ。
すなわち、もうトレードしたくなくなる。下降トレンドだと思っていたのに、すんなりと下落しないチャートが現れたら、そりゃトレードしたくなくなるだろう?これが自然な反応だ。
損切りしたことによって、自分の相場感が間違っていたことに気付け、結果的に自然と無駄なトレードをしなくなる。これが損切りのメリットだ。
損切りの重要性は計り知れない。FXをするなら損切りは絶対だ。損切りは何度もオレを救ってくれた女神なんだよ
損切りは女神…、そこまで重要だとは…
FXは攻めと守りのどちらも大切なんだなぁ